『科学が明らかにした投資変動の予測力』 (学文社刊、2004年)の目次

第 1 部 ハロッドの経済動学と投資行動の不安定性

第1章 ハロッド理論の性格
第2章 投資関数と不安定性

  • Ⅰ ハロッドの視角 Ⅱ
  • ハロッドの投資関数の展開
  • Ⅲ 加速度原理型投資関数のなかでの位置
  • Ⅳ カレツキのハロッド批判からわかるハロッド・モデルの性格
  • Ⅴ 新たな定式化

第3章 長期的アンチノミー理論と景気循環の新しい説明

  • Ⅰ 長期的 Antinomy 理論
    • §1 Stagnation theses の構造と性格
    • §2 長期的 Antinomy Theory 批判の破産
    • §3 長期的 Antinomy におけるハロッドの限界と残された問題
  • Ⅱ 景気循環の説明
    • §1 短期的 Antinomy の説明の変化
    • §2 Normal Gw の形状
    • §3 景気循環の態様
  • Ⅲ 小 結

第4章 不安定モデルの定式化

  • Ⅰ 諸説における「ハロッド型投資関数」の定式化、体系化
  • Ⅱ 体系の動向
  • Ⅲ 寡占段階のハロッドの発想

第5章 ハロッド理論とスタグフレーション発生期・平成不況期の日本経済

  • Ⅰ 日本の高度成長期―豊かでない意識の背景―
  • Ⅱ スタグフレーションのメカニズム―日本における発生期の特徴―
    • §1 不均衡の現れるところ
    • §2 インフレーションのコストプッシュ的一面
    • §3 ティマンドデフレの現象と本質
  • Ⅲ 日本経済の根本的規定
  • Ⅳ資本蓄積と所得分配の矛盾の必然


第 2 部 マクロ経済理論の検討―不安定性原理からみた諸理論―

第1章 近代経済学とマルクス経済学

  • Ⅰ 近代経済学批判の系譜
  • Ⅱ 経済学の研究対象・研究方法と論理実証主義
  • Ⅲ 経済成長モデルの基礎概念について
    • §1 マルクス経済学の立場から見たハロッド・モデルについて
    • §2 再生産論、蓄積論の視点

第2章 グッドウィンのの生物学的循環モデル

  • Ⅰ グッドウィン・モデルの素描
  • Ⅱ グッドウィン・モデルの性格―循環運動の原因―
    • §1他のモデルとの比較
    • §2 循環運動の原因は何か
  • Ⅲ グッドウィン・モデルの意図
  • Ⅳ グッドウィンの進化経済学的発想

第3章 鴇田忠彦氏のスタグフレーションモデルの検討

  • Ⅰ 鴇田基本モデルの性格
  • Ⅱ モデルのワーキングが意味するもの
    • §1 基本モデルのワーキング
    • §2 修正モデルとそのワーキング
  • Ⅲ 小 結

第4章 スタグフレーション理論の諸文献サーベイ

  • Ⅰ 問題設定
  • Ⅱ スタグフレーションの発生原因
    • §1 資本家の要求について
    • §2 労働者の要求に関して
    • §3 階級対立
  • Ⅲ 小 結

第5章 マクロ経済モデルの諸類型比較

  • Ⅰ 分析の方法(二つの視角)
    • §1 均衡条件の仮定の整理
    • §2 マクロ経済理論の課題と検討
  • Ⅱ マクロモデルの諸類型とそれぞれの特徴

第6章 伝統的経済学のモデリングの特徴

  • Ⅰ 物理法則の影
  • Ⅱ 経済学における数理化・物理法則化の問題

第7章 市場の調整能力をめぐる経済学各学派の理論的特徴について

  • Ⅰ 二つの経済学
    • §1 共通点
    • §2 目的は効率か公平か
    • §3 近代経済理論の特徴
  • Ⅱ 景気変動論をめぐって-投資をどう位置づけるか-
    • §1 不安定性
    • §2 景気変動の原因
    • §1 新しい古典派とリアルビジネスサイクルの理論
    • §2 ニューケインジアン
    • §1 レギュラシオン理論他
    • §2 経済政策論争-日本の長期不況とその克服策をめぐって-
    • §1 金融の不安定性
    • §2 情報資本主義
    • §3 近代理論への批判

第 3 部 不安定なマクロ経済と相場の実証・予測

第1章 資本主義経済における資本蓄積率と実質賃金率のトレード・オフ関係―その理論と実証―

  • Ⅰ g-Rトレード・オフ関係の一般的異議
    • §1 ケインズ派の説明とネオクラシカルの説明
    • §2 モデルA
    • §3 戦後日本経済とg-R関係
  • Ⅱ スタグフレーションとg-R曲線のシフト
    • §1 モデルB
    • §2 g-R曲線シフトの実証
  • Ⅲ 資本蓄積率と労働分配率の散布図
  • Ⅳ 小 結―g-R曲線のカタストロフィー的解釈の有意性―

第2章 経済企画庁「世界経済モデル」の変遷とその批判的検討

  • Ⅰ 問 題
  • Ⅱ 世界経済モデル(1982~91)の変遷過程とその基本構造 -バブル経済の形成と崩壊の必然性-
  • Ⅲ 世界経済モデルの批判的検討
    • §1 支出ブロック
    • §2 生産・稼動率・雇用ブロック
    • §3 賃金・物価ブロック
    • §4 分配ブロック
    • §5 財政ブロック
    • §6 金融ブロック
    • §7 国際収支および為替レートブロック
  • Ⅳ 小 結

第3章 カオス経済現象の実証方法と、新たな発見結果

  • Ⅰ 実証的カオス分析の提起
  • Ⅱ 複雑なふるまいをする曲線が形成される理由と解明方法
    • §1 曲線そのものを読み取る方法
    • §2 移動勾配をとる方法
    • §3 ポアンカレ平面上で分析する方法
    • §4 スペクトル分析による方法
  • Ⅲ 小 結

第4章 株価変動の新しい予測方法について
    ―スペクトル図・音の発生・移動勾配の三つのフィルターにかけた分析結果―

  • Ⅰ 分析方法
  • Ⅱ 日米相場状況の把握
    • §1 逆ウォッチ曲線で浮かぶ日経平均株価の動き
    • §2 一次元位相図に現われるダウ平均株価の動き
  • Ⅲ スペクトル図・音の発生・移動勾配の三つのフィルターにかけた個別銘柄等の予測結果
  • Ⅳ 詳細分析5銘柄―売り時と買い時の確定
  • Ⅴ 三次元図にあらわれる決定論的カオス


〈数学ノート〉
理解補助レジュメ
1.GNP・GDP・国民所得の関連
2.IS-LM体系のまとめ
3.経済変動をどのようにとらえるか
4.新古典派経済成長モデル理解の方法
5.生産関数の対する正確な理解のために
6内生的成長論の特徴
7.第1部・第2部についてよくある質問の答え
8.景気変動の理論と実際について
9.数値変動の予測についてのQ&A
10.戦後日本経済のあゆみ


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